20ルビアスLT4000のオーバーホールです。
外観は綺麗なんですがね、とても残念な巻き心地なんですよ。
①巻きが重い
②コロコロ感がある
③シャリシャリ感がある
④ベール下がり
となってます。
20ルビアスってのは軽るくてスムーズな巻き心地のイメージがありますが、この20ルビアスは”ハンドルは軽く回らない”し”コロコロ感があり”とても残念なリールとなってました(^^;)
まずは原因を探る為にすべてのパーツを外してオーバーホールを始めましょ。
20ルビアスのオーバーホール
20ルビアスと言えばモノコックボディで登場した堅固軽量タイプのリールで、実売価格が26,000円~30,000円の中堅機種です。
私も20ルビアス発売されてすぐに購入しましたが・・・すぐに売りました(^^;)
巻きの感じがちょっと…(笑)
20ルビアスの分解
まずはローター外してマグシールドを撤去。
最初に違和感を感じたのがピニオンギアの上にあるNo.69のピニオンボールベアリングです。
オープンタイプの 1470サイズ ( 内径7mm×外径14mm×厚さ3.5mm)
ザラザラ感があるので洗浄して乾燥後、柔らかいグリスを注入して再利用してみます。
それから更に分解は進んで、ボディカバーを外すして内部のドライブギアなどをチェック
次に異常と感じたのはドライブギア横のボールベアリングです。
ドライブギア横のボールベアリングはシールドタイプの1170ZZ(内径7mm×外径11mm×厚さ3mm)
このボールベアリングも軽くコロコロ感があるので新品のボールベアリングと交換です。
20ルビアスの巻きが重い原因
この20ルビアスの巻きが重い原因は、ドライブギア横のシムの入れ過ぎが原因かな?
シム調整で対応してハンドルが軽く回るようになりました。
たぶん、このリールは前所有者がボディを開けてコロコロ感を無くすためにシムを追加してあると思います。
ベール下がりの原因
なんでベールが下がってるんだろう?と色々と触っていたら原因発見!
このリールのベール下がりの原因はラインローラーを取り付けるビスがしっかりと締められてない事によるものでした。
ただ、しっかりと締めるとラインローラーが回らなくなります(^^;)
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なんでだろ?って事で一度ラインローラーのパーツをバラして内部を確認すると、順番がバラバラになって組んであります^^;
再度、順番通りに組み直すとラインローラーもクルクル回り、ベール下がりも解消。
この預かった20ルビアスは、ラインローラー部やハンドルの回転の重さはジャンク品レベル。おもな症状だったコロコロ感やベール下がりは解消できましたが、シュルシュル感だけは完全に消すことは出来ませんでした・・・。
最近の機種は非常に製品自体のレベルも高く、ハンドルを回した感触も滑らかで軽く回りますので、特にこの20ルビアスの症状は残念に思えるレベルでした。
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