ダイワスピニングリールの中堅機種であるルビアスで、カーボン柄のスプールのルビアスは2012年に発売された12ルビアスとなります。
現行モデルは2020年に発売されているモノコックボディにATD搭載の大人気リールですが、この12ルビアスは現行モデルより非常にハンドルの回転が軽いモデルとなってます。
今回、この12ルビアスのベアリングチューンを進めていきたいと思います。
12ルビアス2004のスペック
まずは今回カスタムする12ルビアスの番手は2004
マグシールドによる防水性の大幅な向上
エアローターが生み出す超感度
マグネシウムを超えたZAIONの軽量・剛性。
特に回転の耐久性について、ボディの設計から徹底した剛性アップに努め
ギヤの精度アップとの相乗効果で飛躍的に向上しています。
スピニングリールの最先端機能を惜しみなく搭載
フラッグシップモデルに肉薄するほどの能力と
コストパフォーマンスにも優れたルビアスが
また進化を求め続けるアングラーの感性を刺激する。
12ルビアス2004のスペック
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- 巻き取りの長さ(cm/ハンドル一回転):63cm
- ギヤ比:4.8
- 自重:190g
- 最大ドラグ力:2kg
- 標準糸巻量ナイロン(lb~m):3~140、4~100
- 標準巻糸量PE(号~m):0.4~120、0.6~100
- ベアリングボール/ローラー:7/1
- マグシールド
- エアローター
- ZAIONボディ
- UTD(アルティメットトーナメントドラグ)
- デジギアII
- ABSII
- エアスプール
- クロスラップ
- エアベール
- ツイストバスターII
- CRBB
- アルミマシンカットハンドル
- ウォッシャブル構造
今でもライトゲームやトラウトなどでも活躍しているモデルですね!
フィネススプールドラグベアリングチューン
スプール内のカラーをベアリングに交換するカスタムです。
ベアリングに交換する事でドラグの回転をよりスムーズにすることが出来ますので、DAIWA特有のドラグ発生する時のくいつきなども軽減され、ドラグ性能がアップします。
まずは、ドラグノブを取り外してドラグワッシャー(フェルト)等をすべて取り外します。
中央に見える丸い銀色の部品をベアリングに交換しますので、裏から取り外してください。
交換するベアリングの種類とサイズは
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1170(オープンタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm
高性能なボールベアリングはヘッジホッグスタジオの HRCB-1170Hi を選びます(^^)/
私はAmazonで注文
この注文したボールベアリングに交換するだけでOK
上写真がベアリングに交換が済んだ状態です。
この時にドラグワッシャー(フェルト)のメンテナンスも行ったほうが良いです。
古い機種だとワッシャー(フェルト)が乾いている状態で、ドラグの動きも悪くなります。
一緒にドラググリスも注文してワッシャー(フェルト)にたっぷり塗ってやると、ビックリするくらいドラグの動きが変わってきますのでお勧めです。
トーナメント ドラグベアリングチューン
スプールウケにあるプラスチックカラーをベアリングに交換する簡単なカスタムです。
このスプールを支えている部品を、ベアリングに交換する事によって、スプールの回転(ライン放出)が滑らかになり、ドラグシステムの向上になります。
下写真の中央にある白いプラスチックがカラーです。
このカラーをボールベアリングに交換します。
交換するサイズはミネベアだと
ボールベアリングのサイズは先ほどのスプール内に入れるボールベアリングと同じサイズです。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1170(オープンタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)製のボールベアリングは、この HRCB-1170Hi を注文します。
HRCB-1170Hi は 内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm オープンタイプ
白いカラーをボールベアリングに交換して終了です。
IOSファクトリーのDシステム
12ルビアスのドラグシステムをさらに良くしたい方には、IOSファクトリーのDシステムをお勧めします。
このIOSファクトリーのDシステムはダイワ製小型スピニングリールのカスタムパーツとして登場し、ダイワリールのドラグシステムの性能を高めてくれるカスタムパーツとなってます。
ダイワのドラグシステムは、やっぱりシマノに劣るのかな?
ただ、このIOSのDシステムに交換するだけでスプールの動きが激変するのはビックリでした。
ラインローラーのベアリングカスタム(2BBチューン)
通常、1個のボールベアリングとなってますが、ココも必ずカスタムした方が良いポイントです。
ただし、ここはカラーをベアリングに交換するだけではなく、別に部品が必要ですので事前に注文しときましょう。
まずは、ラインローラー内のパーツ部品一覧です。
一番左にある白いカラーを交換するようになりますが、今回はカラーをボールベアリングに交換するだけではありません。
赤の四角の部品(白いカラー)を青の四角の中の部品と交換します。
青い四角の中の部品は
左から
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- No.40 ローラーベアリングパッキン
- ボールベアリング
- No.42 ローラーカラー(A)
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1と2は12ルビアスの純正の部品となってますので、釣具店などで個別にパーツ注文すれば取り寄せが可能です。
またはラインローラーの2BB化のセット販売がありますので、そのセットを購入すると便利です。
ここで使用するNo.2のボールベアリング【ミネベア社 DDL-ZZ シリーズ 薄型両シールドラジアル玉軸受】
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だと HRCB-740Hi を注文します。
組みなおせば2BB化の終了です。
12ルビアス 2004用 MAX12BB フルベアリングチューニングキット
ハンドルノブにベアリングを入れる
ハンドルノブ内にはベアリングではなくカラーが入ってますので、このカラーをベアリングに交換すればハンドルノブの回転が良くなります。
使用するボールベアリングのサイズは
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-740ZZ(シールドタイプ)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だと HRCB-740ZHi を注文します。
( 内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm 【HRCB防錆ベアリング】 シールドタイプ)
この黒いカラーをボールベアリングに交換します。
ガタ(遊び)が大きい時は、シムで調整してくださいね~
これで、12ルビアスのフルベアリングは終了です。
12ルビアスのオーバーホール
あとはメンテナンス!!
良く使うベール周辺をパーツクリーナーで洗浄しグリスを使って組んでいきます。
基本、可動部はすべてグリスでOKです。
定期的にメンテナンスを行えば、変わらない巻き心地が続く・・・はずです。
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