前回ダイワのモノコックボディが凄いぞ!!って事で外観はボロボロなのにボディ内部は全然問題ないイグジストを紹介しましたが、今回はそのボロボロだった18イグジストをオーバーホールしていきます。
マグオイル代用品を買ってマグシールド復活
今回のオーバーホールの目的は
の3点となります。
今回は18イグジストのモノコックボディを開ける為に購入した工具以外に、今回はマグオイル的な磁性流体をヤフオクで購入しましたので、このマグオイル代用品を使って再度マグシールドの機能を復活させてみたいと思います。
あとは通常のオーバーホール同様に各駆動系のパーツにグリスとオイルを挿して、パーツを磨いたら作業完了です。
18イグジストのラインローラー交換
この18イグジストのラオンローラーは固着して回らないようになってました。
ラインローラー部を開けると内部はマグオイル?サビ?で茶色になってます。
内部のパーツを慎重に取り出してラインローラーに入っている動かない2個のボールベアリングがなかなか外れませんが、パーツクリーナーで洗浄しながら無理やり押したり引いたりしながらやっと外れました。
ラインローラー内部にある右側のワッシャー2枚が強い磁石式になってまして、この磁石式のワッシャーでボールベアリングを挟むように設置。そこのマグオイルでシールドしているシステムみたいです。
ボールベアリングは完全に死んでますので、ここは同じサイズのボールベアリングを準備
18イグジストのラインローラーに入っているボールベアリングサイズは630のオープンタイプ( DDL630 )です。
新しく買ったボールベアリングを入れてマグオイルではなくグリスをたっぷり塗って元に戻して完了です。
イマイチ磁石のワッシャーとボールベアリングの関係性がわからないので、このリールのラインローラーは”マグシールドレス”となります。
ベールの動きをよくする
この18イグジストのベールは塩の固着によってかなり動きが悪くなってました。
とりあえず両サイドのアーム部を洗浄して、塩が固着している箇所は塩を削りながら汚れを取っていきます。
組み上げるときはタップリのグリスを塗って仕上げてみると・・・
新品みたいなベールの開閉音『カチン!!カチン!!』とはなりませんでしたが、『カシャ!!カシャ!!』と良い感じに動きましたのでOKとします。
良いリールはベールの開閉音もいい音色です♪
マグオイル代用品でマグシールド復活
内部のギアやボールベアリングには特に問題があるようではありませんので、ワンウェイクラッチまで取り外して清掃します。
外観はボロボロのイグジストですけど、やっぱり内部は綺麗なんです。
モノコックボディ凄いや!!
そして今回、以前から「買おう!!」と思っていたマグオイル代用品の磁性流体を、この機会にヤフオクで購入してみました。
このマグオイル代用品の磁性流体を注入する前に、マグシールドプレートの中心にシャフトを持ってくる調整がかなり難しいです。
強い磁力のプレートなんで、このプレートにシャフトが当たると音やコロコロ感が・・・
慎重にプレートを動かしながら、そしてネジを締めながら固定
コレがマグオイル代用品(磁性流体)を流す前(↓)
そして、マグオイル代用品(磁性流体)を流し込んだ後(↓)
凄いですね・・・。
強い磁力に引っ張られていくように、このプレートとシャフトの間に流れていきました。
コレで内部の清掃は完了です。
18イグジストをピカールで磨く
最後にボロボロの外観を磨いて小さい傷を消していきます。
さすがに金属じゃないパーツは磨くことは出来ませんが、スプールやベール・カバーなどはこの ピカール でピカピカにします。
だんだんキレイになっていく18イグジストです。
最後に
18イグジストのオーバーホールは完了
お友達のお店に持っていってローターの逆回転のレバーが無いことを説明し、リールの状態を確認してもらいました。
外観はボロボロでもハンドルの回転に全くぶれが無いことや内部の状態がすこぶるいいアタリ個体である事などから、私が安く買おうかどうか凄く悩みましたが・・・
結果、止めときました。
コンパクトボディでない3000番や4000番のボディだったら買ってましたけどね~
(おわり)
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