アジングロッドで一番多いトラブルと言えば穂先(ティップ)が折れる事が一番多いのではないでしょうか~?
(過去の記事のリライトです。)
ティップ(穂先)が折れる
アジングロッド自体が軽く細くなってきた為、繊細になった穂先が折れる事はよくあるトラブルになってます(^^;)
今回のロッドはアジングを始めようとして初めて買ったロッドですが、使用(実釣)前に不注意で穂先(ティップ)が折れたロッドだと・・・(ΦωΦ)アチャー
格安での修理依頼を受けましたので工房で預かって修理していきますよ~
アジングロッドの穂先(ティップ)を修理(^^)/
今回のアジングロッドの穂先(ティップ)はチューブラー(中が空洞)のロッド!
先っちょは折れやすい!
Q.ソリッドティップとチューブラーティップはどちらが折れやすい?
A.折れやすいのは間違いなくチューブラーティップが折れやすいです。
トップガイドと第1ティップガイドの中間あたりで折れていて、カーボンも飛んでます(^^;)
ロッドの修理(穂先・ティップ)に関しては
が非常に重要になります。
穂先に近い部分でしたら第1ティップガイドを取り外して、その位置でブランクをカットし
そこにトップガイドを取り付ける方法が一番簡単な方法です!
※トップガイドの穴(径)が小さい為に入らない事もありますので、その時はトップガイドの交換、もしくはブランクを削って細くして差し込む事になります。
もしくは折れた箇所にトップガイドを取り付ける修理!
※ただ、トップガイドと第1ティップガイドの距離が近くなりバランスが悪くなる可能性がありますので、第1ティップガイド、そして第2ティップガイドをずらす必要性が出てきます。
トップガイドの取付方法や外し方はコチラをご覧下さい。
ブランクをガイドの所でカットします。
今回は初めてのアジングロッドという事で、なるべく元の状態(長さや硬さ)に戻したい為にソリッドティップを接ぐ方法で進めていきたいと思いますよ~
まずは第1ティップガイドの所でブランクをカット!!
このカットした場所に加工したソリッドティップを接ぎますよ~
ただ、入口が狭いのでダイヤモンドヤスリ等で内部を広げておきます。
ソリッドティップを準備する
今回はDAIWA月下美人のメガトップがありましたので、そのカーボンソリッドティップを加工します。
ソリッドティップを加工するうえで一番重要な部分と言えば差し込み部分になるかな~
その差し込み部分が細すぎると折れる可能性もあるし、遊びが大きいと音鳴りが発生しやすくなります(ΦωΦ)ムムム
差し込む側のブランクの内径がどのくらいか事前に測ってから、その値に近くなってきたら何度も調整しながらゆっくり削っていきます!
青のテープから左側(差し込み口)を加工していきます。
加工する方法はコチラを参照
出来上がったティップの差し込み部分です。
ソリッドティップを接ぐ(接着)
今度はブランク側(差し込む口)を出来上がったソリッドティップの差し込む部分が入り込むように丸形のダイヤモンドヤスリ等でテーパー加工していきますよ~
しっかりと口を広げて加工したティップの差し込み部分が入ってしまうまで調整しましょう。
何度も何度も調整してね~
ティップを接着してトップガイドを取り付ける
ティップの加工と差し込み口の加工が終わったらあとは接着
2液性エポキシ接着剤をしっかりと塗り込みんで真っ直ぐに挿し、完全硬化するまで放置(笑)
その後はトップガイドの取り付ければ、チューブラーロッドにソリッドティップを接いだ新たなロッドが完成です(^^)/
折れたロッドが元のロッドに戻るわけではありませんが、折れたロッドのリペアロッドとして非常に楽しめるロッドにカスタマイズできますので、折れたロッドで遊んでみてはいかがでしょうか~?
(おわり)
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