今回オーバーホールするのはシマノの14ステラです。
ハンドルの遊びが非常に大きくて、ハンドルを回している最中『カチッ!カチッ!』っと金属を切り替えたような大きな音がなり、ガタガタした感じのリールです。
これはハンドルの”遊び”ではなく完全なる”ガタ”と感じるほどのリールですので、まずは『カチッ!カチッ!』となる音が消えるようにバラシて原因を探っていきましょう!
14ステラ4000HGのスペック
まずは14ステラ4000HGのスペックの紹介から
・ギア比:5.1
・実用ドラグ力(N)/(kg):68.6/7.0
・最大ドラグ力(N)/(kg)107.8/11.0
・自重(g):260
・スプール寸法(径mm/ストロークmm):49/19
・ナイロン(号-m):3.5-170、4-150、5-125
・フロロ(号-m):3-190、4-145、5-115
・PE糸巻量(号-m):1-500、1.5-320、2-210
・最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
・ハンドル長(mm):55
・ベアリング数 S A-RB/ローラー:1/13
シマノ4000番を使用するターゲットとしてはショアからのシーバス、それかオフショアでマダイ、タチウオ、ヒラメ、サワラなどですかね?あとは根魚達にも良さそうですね。
14ステラ4000を解体
まずは”ギアのクリアランス調整”だけで済むのか?とにかく原因を探る為にすべてバラしていきます。
このステラはハンドルのガタが大きいだけで、あとは大きな傷もシャラシャラ感もコロコロ感もないまぁまぁ綺麗な14ステラの中古品です。
シマノはドライブギア横のワッシャー調整するにはダイワと違ってボディを開けてドライブギアを外す必要があります。
なかなか面倒です。
ボディガードの破損
ここでアクシデント発生!
ボディを外す為に、ボディガードを外しますが・・・ネジを回している最中になんか違和感を感じます。
上の写真はボディガードを外すために、上からドライバーを突っ込んでネジを緩めている写真です。
んで、ボディガードを外した後
最初は気付きませんでしたが、パーツをよく見ていると『あれ?ここ折れてるやん・・・。』
とパーツの破損を発見。
これは・・・なぜ?
私がボディガードを外した際に壊したのか?
そんな強くネジを回した感触も無く、無理やりガードを外してもいない。
前所有者がガードを外す為の隠しネジ?に気付かずに無理やりボディガードを力ずくで外した時に傷んだか?または折れたパーツを瞬間接着剤で固定。
そして売却した?と予想できます。
たぶん後者かな~
だって私はボディカードを外す為に1度だけネジを回しただけ!
これで折れるはずがないと思ってますので(^^;)
とにかくこのままではボディガードを取り付けることができないので新しいパーツをキャスティングに注文して取り寄せてもらいます。
これで一安心です。
原因はなんとなく予想すると『ドライブギアとピニオンギアが遠すぎる説』と思ってますので、今回はボディガードの注文と同時にドライブギア横のシムも一緒に注文。
ハンドルのガタが大きすぎる為に、ドライブギアをもっと内部に持っていきます。
ドライブギアのシムを追加して調整
ハンドルのガタも限りなく少なくなり、同時にハンドルが上下にきて切り替わる瞬間に『カチッ!』となっていた音も消えました。
あとはどれだけステラらしい滑らかで軽いハンドルの回転に戻せるか?って事で、何度も組み直して調整してオーバーホール終了です。
14ステラのオーバーホール完了
調整まで終わってショップに納品して無事に今回はオーバーホールが完了しました。
次は15ツインパワーSWですけど・・・これがまたとてつもないジャンク品(^^;)
どうなったらこうなった?と思う症状なんですが、コレから交換するパーツを注文してきます。
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